TIPS

2018.05.07
vol.89

LIFE

デザイナーになる前に学ぶべきこと

vol.89 デザイナーになる前に学ぶべきこと

こんにちは。デザイナーの酒井です。 新年度が始まって一ヶ月が経ちました。そろそろ新しい生活にも慣れてきて少しだけ余裕を持てているのではないでしょうか。 今回はデザイナーを目指す学生が社会に出る前に学ぶべきことを新卒目線で紹介できたらと思います。

はじめに

みなさんは学校から与えられる課題や個人の時間どのように自分の中で消化しているでしょうか。

この教授はこういうのが好きだからこんなデザインにしよう。
この課題はどこまでやれば参考作品になるだろう。
他の人はどんなことをやってくるのだろう。
また同じアプローチになりそう。
課題明けは一日寝よう。
バイトばっかり入れてしまったな。
授業が終わったらなにしよう。

数を上げればキリがないほど一人一人違うことを考えながら課題や学校生活に取り組んでいます。 数週間前まで学生だった私も同じことを考えていました。
そして新卒でデザイナーになり、みなさんと同じように課題や日々の生活に明け暮れていた頃思い返すと、当時とは違った視点で見えてくるものがありました。

考え方の違いを学ぶこと

私はランドスケープデザインを専攻していたので基本的には建物の外側のデザインを学んでいました。よって与えられる課題は都市開発やエクステリア、庭園などのデザインがメインでした。
課題は図面、模型、各種ボードなど決められたもの+αを提出します。 図面の描き込み量が群を抜いて多い人、3Dモデルで模型を表現する人、1分の1スケールでインパクトのあるものを作る人など一人一人課題のアプローチは違いました。
デザインの能力もしかり、この一つの課題に対する解答の個人個人の違いが学内で学べることの大きな一つの要素なのではないでしょうか。 そして自分の専門だけではなく、他の専門や学科に目を向ければ情報は回収できないほどに溢れており、それは社会に出てからかなり貴重なことだったと気付きます。

外に出て経験すること

みなさんも同じことを考えているかも知れませんが、学生の最大の特権は時間だと私は考えます。
社会人に比べ学生は時間の余裕があります。特にこれから就職活動を控えている、もしくは現在活動中の学生であれば授業もそこまで多くはないと思われます。 ですので時間がある今しかできない色々なことを経験しましょう。 今しかない時間の使い方に答えはありませんが、何もすることないなあと家で画面を眺めているよりも外に出て歩くだけでも多くの発見があります。 もちろんインターネットから情報を得ることも現代では大切ではありますが(インターネット上でしか体験出来ない経験もあるので)、実際に画面を通さずに見れり触れたりするものであれば、それは一番の経験につながると思います。 人間は目だけで見た知識よりも五感を活用した経験の方が記憶に残ります。 経験し、記憶している量が多いほど、それはデザインのストックに繋がります。

ツールとの付き合い方

さて、少し実務的な話になりますが、みなさんは課題やこれから長く社会でお世話になるであろうデザインツールをどのように使っていますか。 すぐにPCのデザインツールを開いて取り掛かろうとしていないでしょうか。
正直その方法は学生のうちはおすすめできません。 まずはたくさんの紙を使いスケッチをしましょう。ツールを使うのは教授に見せる部分だけでいいのです。 スケッチは自分のデザインのプロセスを一番明確にストックできます。
学生中はこのストックが経験と同じように重要であり、さらにそれを見返すことで自分の最終的なデザインの裏付けや自信になります。 スケッチ8割、ツール2割で進められるといいでしょう。

広くツールに触れること

一つのツールを極めようとしていないでしょうか。
もちろんそれは力にもなりますし、使えるに越したことはないのですが、できれば幅広く浅くでいいので多くのツールに触れましょう。 どのような機能を持つのか程度でも知っておくといいと思います。
なぜ多くのツールを幅広く浅く触れておくべきなのかを説明します。
皆さんも想像がつくとは思いますが、実際社会に出ると一つの課題(プロジェクトのこと)を一人でやるというシチュエーションはないと言っても良いです。 会社は一つの課題に対して団体で動くので、一人一人に仕事が割り当てられます。 ということはそこで使われるツールも多岐に渡ります。 ですから少しでもその様々なツールを触っていることによって柔軟に対応ができるのです。

実務から学ぶ

全く使ったことがないツールは使い方を調べながら作業すると思いますが、そもそも何がわからないのかがわからないという状況に陥るはずです。 しかし今のうちに遊び程度にツールに触れておくことでそのツールのなんとなくの使用感は掴めるのではないでしょうか。
このなんとなくの使用感があるとないでは仕事のスピード感に大きな差を生むことになります。 そしてそう言ったツールは仕事をしながら覚えられます。
何よりも実務を通して学ぶことがもっともスキルアップに繋がります。 これ自体はみなさんが社会に出てからしかわからないことではあるので、今は目の前にあるできることから取り組んでいきましょう。 決して身構えることはありません。

まとめ

現在精力的活躍されている先輩クリエイターの言葉を思い出しました。

「自分より若くていいクリエイターはたくさんいる。ただ美味しいご飯を食べるためにものづくりをしている。そんなもんだろ。」

学生は身構えるだけ自分が追い詰められます。
もちろん何かに追われていた方がやる気が湧いてくる人もいるとは思いますが、挫折は必ず訪れその時に真価が問われます。
目標を大きく捉え、様々なことに柔軟に考えられる人、そして何より多様な経験を積むことがデザイナーやものづくりに携わる人にとっての一番大切なことだと思います。

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